関西電力は、新しい原子力発電所の建設にむけた検討を本格化させる方針を固めた。来週にも既存の原発がある福井県内の自治体で説明を始める。2011年3月の東日本大震災と東京電力福島第一原発の事故後、大手電力が原発の新増設に具体的に動くのは初めて。
関電は10年、老朽化が進んでいた美浜原発1号機(福井県美浜町、15年に廃炉)の建て替えに向けて調査を始め、震災後に中断した経緯がある。
美浜原発周辺の地質や地形の調査を再開することなどが想定されるが、関係者によると、美浜の敷地内外でゼロベースで検討するという。
関電は現在、福井県内に7基…